島村 ビギ

VOICE No.02

島村 ビギ

Bigi Shimamura

Planner Unit クリエイティブディレクター

Profile
東京大学でまちづくり・建築を専攻した後、広告会社を経て、CHOCOLATEに入社。再生回数1.5億回を突破した「6秒商店」などの自社オリジナルコンテンツから、パートナー企業とのブランデッドコンテンツ、マンガ等のIPのブランディングまで分野横断的に企画を担当。目的に対して手法は問わないことを信条に、ソーシャル上で自走するデジタル企画から、マス広告まで幅広く手がける。
よろしくお願いします。まずは前職ではどういうお仕事をしていたのか教えてください。

前職は総合広告代理店のマーケティング職です。調査結果やグループインタビューを通じて、クライアントの新商品の企画開発に携わっていました。仕事自体は楽しかったのですが、コンテンツ企画により関わりたいという思いから、入社して間もなくCHOCOLATEに転職することになります。

満足していた環境の中でなぜ転職をされたのですか?

昔から僕はCMプランナーになりたかったのですが、それと同時に「広告を作っているだけだと立ち行かなくなる」という思いも学生の頃から感じていて、コンテンツに強い興味がありました。そんな中元々フォローしていた栗林のツイートを見て、彼が描くコンテンツや広告の未来に共感して、気づいたらダイレクトメッセージを送っていました。

そんな珍しい入社の仕方をされたのですね。入った当初はどんな仕事を任されたのですか?

当時まだCHOCOLATEは10人ほどの本当に小さな会社で、今思い返すと本当に大変な日々を過ごしていました。前職はクリエイティブ職ではなかったので、とにかく納得行くまで企画を考えて、それをさらにブラッシュアップしてというハードな日々でした。


今ではクリエイティブディレクター(以下CD)/プランナー(以下PL)として、6割は企業のブランディングやプロモーション、そして4割はIP戦略のプランニングやコンテンツ企画に携わっています。CHOCOLATEでは、CDはプロジェクト全体の責任を持って、ゴール像を描き、どうゴールまでたどり着くかを考え、チームを導き続けるのがミッションで、PLはそこに至るまでのアイデアをどう広げて・深めるかがミッションです。時にはCDとして全体の取りまとめを行い、時にはPLとして自由にアイデアを出す……プロジェクトによって立ち回りを変えることができるのは楽しいです。

ありがとうございます。責任も職務も変わった中で、島村さん的に変わったと感じるご自身の価値観はありますか?

1番は「仕事は作るもの」という意識が芽生えたことです。前職では与えられた仕事をこなす意識の方が強かった一方で、CHOCOLATEでCDとなってからは、自分の意思で仕事を開拓したり、クライアントと一緒にオリエン自体を開発したりするようになりました。


また、それを実現する上で最も大切なのは誠実さだと思っています。クリエイティブは突飛だったり変わった発想だったりのイメージも強いと思いますが、真面目な人にこそ向いている仕事だとも思います。わかりやすい例で言えば、必ず打ち合わせに10案提出し続けたり、自分が最後の砦だと思って企画・実行したりなど、そういった責任感と努力の積み重ねでこそいいコンテンツが生まれる結果と思っています。クライアントやパートナーはもちろんのこと、社内のメンバーたちとの信頼関係を築く上でもとても大切なことだと思います。

クリエイティブは突飛さではなく誠実さが重要……貴重かつ本質的なご意見だと思います。そんな思いを抱く島村さんがCHOCOLATEで成し遂げたいと思っている夢はありますか?

僕自身が死んでしまっても後世に残る物を作りたいと思っています。刹那的なもの、ただバズるものではなく、人の記憶や記録に残るようなものです。それとは別で、直近だとドキュメンタリー作品を作ってみたいと思い始めました。自分は最近フィクションよりもノンフィクション作品に心を揺さぶられることが多いので、同じような感動を演出するコンテンツが作りたいと感じています。

最後に、どんな人がCHOCOLATEのプランナーに向いていると思いますか?

「勝手に作っちゃう人」です。誰かに言われたわけでもなく、自分が作りたいと思っているものはとにかく作ってしまう人こそが、本当にものづくりの才能がある人だと思っています。そんな人は僕にとっても刺激になりますし、たのしいことを突き詰めるCHOCOLATEの環境には向いていると思います。

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